呪文を唱える手順についてのルール

晴れる屋のYouTubeのルール動画のまとめ
今回は長文

呪文を唱える手順

何、言うとんねん！！
唱えられるタイミングでマナ払ってカード出せばいいじゃん
そのタイミングぐらい知ってるわい
って思いますよね
実は結構複雑なものを省略してやってるだけだったりする

簡単に言っても9ステップ
まずは手順の羅列から
①スタックに積む
②モードを宣言する
③コストの支払い方法を決める
④対象を決める
⑤ダメージなどの割り振りを決める
⑥ここまでの選択が適正かチェックする
⑦呪文の総コストを決める
⑧コストにマナが含まれる場合、マナを出す
⑨コストを支払う

羅列だけで長いねぇ
実は普段かなり省略してるのが分かると思います

大体いつもするのが①・④・⑧・⑨
その他にも②・⑤は分かりやすいと思う
なので①・②・④・⑤・⑧・⑨はすぐに理解できるはず
しかし、残った③・⑥・⑦って何ですよね？

一応①から説明

①スタックに積む

まずはこの呪文を唱えたい（このカードをキャストしたい）と宣言する
いわゆるキャスト宣言

次にスタックに積まれる

スタックとは、領域の1つ
呪文や能力は、一部の例外を除きここにいったん移動し、解決を待つ

初心者の時にはわかりずらい概念ですが、割りと概要はわかる方が多いはず
呪文を唱える時に先に唱えたもの勝ちにしないためのルール
先に唱えた呪文や能力の後に相手に対処のチャンスを与えるもの
じゃないと先に唱えたもの勝ちに陥りやすい

スタックとは簡単に言うと、先に積まれた呪文や能力の上に後に積まれた
呪文や能力を積む
そして上から解決する

スタックについては複雑なのでまた次回以降に！！

②モードを宣言する

これも目にすることが多いのでわかるはず

コラガンの命令
黒,赤
(1)(黒)(赤)
インスタント
レア
以下から２つを選ぶ。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード１枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーはカードを１枚捨てる。
・アーティファクト１つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー１体かプレイヤー１人を対象とする。コラガンの命令はそれに２点のダメージを与える。

モダン・レガシーで活躍するカード

アーティファクトも割れる→赤だからわかる
2点ダメージ→赤だからわかる
クリーチャー回収→強いな
ディスカード→はぁ？インスタントだよねこれ？
脱線事故

相手が手札が0でドローフェイズ打たれて、ディスカードと神ジェイス
落とされてそのターン何も出来ないとかのやつです

この場合だとモードの2のディスカードと4の2点ダメージを選択している
その選んだものを宣言して呪文を唱えている

③コストの支払い方法を決める

言われるとわかるが最初は何？ってなるやつ
キッカーなどの追加コストやフラッシュバックなどの代替コスト

キッカーは

湿地での被災

黒
(黒)(黒)
ソーサリー
アンコモン
キッカー(３)（あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(３)を支払ってもよい。）
プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。湿地での被災がキッカーされていた場合、代わりにそれらのクリーチャーはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。

フラッシュバックは

陰謀団式療法

黒
(黒)
ソーサリー
アンコモン
土地でないカード名を１つ指定する。プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、指定された名前のカードをすべて捨てる。
フラッシュバック ― クリーチャーを１体生け贄に捧げる。（あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。）

ここでキッカーやフラッシュバックを使って唱えるか？です
使っても使わなくてもよいのでその選択・宣言です

④対象を決める

まぁ、これも分かりますね
唱えたい呪文が対処を持っている場合は対象を選択し・宣言する

対象（ターゲット）とは、呪文や能力が影響を及ぼす、事前に選択されたオブジェクト・プレイヤーのこと

対象を対戦相手に取る
対象をプレインズウォーカーに取る
対象をクリーチャーに取る
対象をアーティファクトに・エンチャントに取る
対象を土地に取る
ですね

わかると思いますが、呪禁や被覆などで対象が取れないものは選べませんよ
ご注意を！

⑤ダメージなどの割り振りを決める

ダメージやカウンターなどの割り振り

まぁ、これも分かりますね

ダメージは

二股の稲妻

赤
(赤)
ソーサリー
コモン
１つまたは２つのクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。二股の稲妻は、それらに２点のダメージを望むように割り振って与える。

カウンターはすぐに思い付かなかったのでWikiから

エルフの儀式
緑
(１)(緑)
ソーサリー
１体か２体のクリーチャーを対象とする。それらの上に、+1/+1カウンターを２個、望むように割り振って置く。

指定された範囲で割り振りを選択して宣言しましょう

⑥ここまでの選択が適正かチェックする

これはわかりずらいし、面倒くさいし！
①～⑤までのステップをチェックする
１個ずつ順を追って確認すること
唱えること自体を禁止している場合などは
適正でないので巻き戻しをすること

モダンだとみんな大好き（大嘘）反射魔道士ですかね

反射魔道士
白,青
(1)(白)(青）
クリーチャー - 人間・ウィザード
アンコモン
反射魔道士が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー１体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたの次のターンまで、そのクリーチャーのオーナーはそれと同じ名前を持つ呪文を唱えられない。
2/3

こちら「タルモゴイフをキャストしたい」
お相手「あれ、さっきバウンスしましたよ」
こちら「ですよね・・・」チーン

レガシーだと最近見ないですが

沈黙

白
(白)
インスタント
レア
このターン、あなたの対戦相手は呪文を唱えられない。（すでに唱えられている呪文は影響を受けない。）

⑦呪文の総コストを決める

ここ一番分かりづらいから最難関！！

レガシーのサリア、モダンのストームデッキの遵法長バラル、
ややこしい三なる宝珠などをコントロールしているとカードのテキストに
記載されているコストと実際に支払うコストが変わってきます
三なる宝珠なんて何回もテキスト読んでもわかりずらい
一応、カードのおさらい

スレイベンの守護者、サリア

白
(1)(白)
伝説のクリーチャー - 人間兵士
レア
先制攻撃
クリーチャーでない呪文は、それを唱えるためのコストが(１)多くなる。
2/1

遵法長、バラル

青
(1)(青)
伝説のクリーチャー - 人間・ウィザード
レア
あなたがインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えるためのコストは(１)少なくなる。
あなたがコントロールする呪文や能力が呪文を１つ打ち消すたび、あなたはカードを１枚引いてもよい。そうしたなら、カード１枚を捨てる。
1/3

三なる宝球

無色
(3)
アーティファクト
レア
三なる宝球がアンタップ状態であるかぎり、それを唱えるためのコストが３マナ未満である呪文はそれぞれ、それを唱えるためのコストが３マナになる。（コストの追加のマナは好きな色のマナまたは無色マナで支払ってよい。例えば、唱えるためのコストが(１)(黒)である呪文は、代わりに唱えるために(２)(黒)を支払う。）

サリアがいると1キャストごとに1マナ余分に支払ってね（ストーム死亡）
バラルがいると1キャストごとに1マナ踏み倒すYo！！（ストーム20超え）
三なる宝珠があると0マナ～2マナは1キャストごとに3マナ支払ってね
（低マナ動けない）

バラルがいて、三なる宝珠があるとどうなるんだろう？
総コストは
3マナ呪文はバラルで-1マナで2マナかな？
3マナ呪文は三なる宝珠で3マナかな？
三なる宝珠は「このステップの総コストを最終的に3マナにする」だった
気がするので3マナが正解か？

⑧コストにマナが含まれる場合、マナを出す

わかりずらい言い方ですが、普通に土地をタップしてマナを出してね

いや、普通コストにマナ含みますよね？
なんでマナを踏み倒す前提ですか？

あえて言うとキャスト宣言してカードを出してステップ⑧まで来てマナを出す
ってのが正式な手順ってことっぽいですね
気付くまでマナ出して→カード出してました
コスト支払ったよ→だからカードキャストだよ
って思ってました

⑨コストを支払う

ラスト！！！！！
普通はコストって⑧でマナ出すことが全てだけど
時にはコストとして生贄などを要求される場合がある
その場合は生贄にしないと唱えられないYo！

陰謀団式療法

黒
(黒)
ソーサリー
アンコモン
土地でないカード名を１つ指定する。プレイヤー１人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、指定された名前のカードをすべて捨てる。
フラッシュバック ― クリーチャーを１体生け贄に捧げる。（あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。）

長くなりましたけど、やっぱり強くなるには面倒いけどルールは必要
ルールが分かれば強いカードが分かる
一度、面倒くさいけど①～⑨まで必ずステップを踏む練習をしてみて下さい

大会で1ミスをして負けて嫌な思いをした経験ありませんか？
手順が正しく出来ていなかったから公開しなくていい情報を相手に与えることで
相手はそれを知り対応された負けた可能性ってあると思います
だから、手順を正しくすることでお相手に不必要な情報公開をするのを防げます
例えば、④で対象の確認⑥で適正の確認をしていれば呪禁をもってるクリーチャーに除去を打とうとしたり、呪禁を持っているいるお相手に生贄を捧げさせたり
して手札の１枚は除去・布告だと気付かれたりするだけでも盤面・状況は
激変します

晴れる屋さん、ありがとうございます

動画リンク（YouTube　晴れる屋チャンネル）
https://www.youtube.com/watch?v=T6NDHRbXF2U&index=7&list=PL-HjF9Jl-4X3gvXMpkfo00rwoAyp5PMCK&t=0s

ルールリンク（MTG Wiki)
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%94%B1%E3%81%88%E3%82%8B